ゆらゆら帝国でお昼寝中…

〜中身は空洞です〜

2013/09/23 伊豆大島・三原山 御神火様(1)

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 23時 竹芝客船ターミナル さるびあ丸で出航。

出航直後の夜景も見ずに即爆睡。特二等の二段ベッドの寝心地はまずまず。

朝5時 大島の岡田港に到着。

降りる人、半分以上は地元の方みたいでした。港にお迎えに来てる家族の車、ご自分の車、ずらっとお迎えに来てるレンタカー屋さんなど、みんな車車で散って行く。

私は、大型客船の到着に合わせてのみ運行される特別バスに乗り込み、大島温泉ホテルをめざします。港から、くねくねした山道(といっても綺麗に舗装されたいい道路)を15分くらいかけて、バスは登って行きます。

大島温泉ホテルの、朝食休息プラン(露天風呂入浴と朝ご飯のセット)を頼みました。(が、どうやら、竹芝の東海汽船の窓口で見かけたんだけど、さらにここにバスのフリーパスも含まれるセットがあるようなので、そっちのほうがお勧めだと思うよ!)

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どーん。プチ樹海(?)の向こうにそびえる三原山

大島温泉ホテルの食堂や露天風呂からは、お風呂に入りながらこんなふうに雄大な三原山が臨めます。秋分の日、早朝の掛け流し露天風呂、最高でした♪

三原山は活火山。ハワイのキラウエア火山、イタリアのストロンボリー火山とともに、世界三大流動性火山のひとつに数えられるのだそうです。そして、古来より地元の方々には「御神火様」と呼ばれ、崇められて来た神聖な山でもあります。

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 普通はバスで「三原山山頂」までいくのがポピュラーなようですが(山頂、といってもそのあと舗装されてるとはいえ、急な坂道を結構歩くことになるよ)、私はへそまがりなので、ここから歩いて登ります。

大島温泉ホテルの駐車場の奥には「温泉コース/裏砂漠コース」の入り口があります。ここから約65分とのことなので、これは歩くしかないでしょ♪

ホテルを出発してしばらくは、背の低い樹木が生い茂ってアーチみたいになってる中を黙々と歩いて行きます。地面は細かくて黒い砂利に覆われていて、歩くたびにざくざくと乾いた音をたてます。

10分、15分?くらい歩いて行くと、急に視界が広がります。うっそうと茂っていた樹木が突然なくなり、いよいよ溶岩流地帯に突入です。

 

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 見渡す限り、真っ黒でごつごつした溶岩と、ススキばかり。

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強い風にあおられ、霧が立ちこめて、寒い。誰もいない。 

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 歩いてきた方角を振り返る。出発地点のホテルが、丘の上に小さく見えます。

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 これから行く方角がこちら。目的地の三原山は右手奥に霞んでいます。

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 どれだけの溶岩が流れたというのでしょう。風の音以外何も聞こえない。

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 テキサスコースとの分岐地点より太平洋を臨む。

遠くに船。強い風にあおられながらトビ?がゆらゆらと舞っている。

温泉コースの途中から分岐するテキサスコースは、このまま大島公園までつながるルート。(分岐地点から3.8kmと書いてあったはず)

この荒涼とした景色の中をずーーーっと歩いて行くなんて素敵♪ 萌える〜〜〜♪ 行きたい! よっぽどこのままテキサスコースに行こうかと思ったけど、そちらに行くとまた山麓に戻る、どころか海辺まで下ってしまう! いやー…これはこんどのお楽しみでしょ。 ということで本線に戻ります。

ここまでは比較的平坦な道で、らくらく楽勝!だったのですが… この先は急に勾配がキツくなって、なにせ足下が砂利なので、歩けども歩けども滑り落ちる距離のほうが多いくらいでなかなか前に進めない。そして霧はますます濃く、風はますます強い。。。

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 いやーーーー くたびれました。ようやく火口一周コースに合流!

途中で写真撮ったり、溶岩流の観察したりで、ぶらぶらしてたけど、ホテルからここまで、だいたい所要時間1時間で登ってくることができました。

○ つづく ⇒ 伊豆大島・三原山・御神火様(2)