2014/05/12 伊豆大島 三原山 裏砂漠&表砂漠をぐるりと一周 (其の壱)
初めて三原山を訪れたのは、昨年の9月でした。
強風と霧がひどくて、何もかもがよく見えなかったけど、それでも「ここ!なんかすごい!!!」と心が揺れ動いて、再訪したかったけどそのあと島には不幸な災害が起こってしまったりして、なかなか再度足を運ぶことは出来なかったんでした。
が、来たよ。快晴とはいえないけど、晴れているよ!
伊豆大島ジオパークサイトに載ってる地図
三原山紹介:伊豆大島ジオパーク
早朝着の船に合わせて出発するバスに揺られて、大島温泉ホテルまで。前回もそうだったし、今回も乗客は私だけ。そうなの。そうなのか。大島温泉ホテルの駐車場脇からスタートする「裏砂漠コース」を、朝6時半からがしがし歩きます。
どどーーーん。右側になが〜く寝そべっているように見えるのが三原山。
きょうはその左側に見える山をまず目指します。大砂漠方面。
裏砂漠ルートは、しばらく木々の中を通って溶岩流ゾーンに出てきますので、そのまま溶岩地帯の中をしばらくまっすぐ行くと、そのうち大島公園側から上ってくるテキサスルートと合流します。ここにはわかりやすい標識もあるので、すぐわかるはず。
あのはるか彼方の頂上を目指すのだ。きりっ。
大砂漠方面に行くには、テキサスコース側の斜面をちょっと下って、そこから道無き道!を進むことになります。行けども行けども真っ黒な砂利の山が続 くばかりで、目印はなにもない…車の轍だけ… とおもっていたら、意外とあった。たまーーーに木の杭があったり、ルート上には点々と大きな石が置いてあり ます。目印をよく探して、淡々とのぼります。
だいぶのぼってきたぞ。あともうすこし!
上って来た道を振り返るとこんなかんじ。富士山がひょっこりと頭を覗かせています。
着きましたよ!裏砂漠第二展望台、とかいてあった。
太平洋から直に吹き上げてくる風が凄まじいです。ふらふらしていまにも飛ばされそう。雲の流れは早く、なんのさえぎるものものない直射日光が激しいです。
うむむ。。。大砂漠側に降りることを断念して、カルデラ?の中を進むことにしました。これまた凄かった。これがホントに日本? というかこれが東京都??? まぢですか??? というど迫力の風景。
この中でもやはり風は吹きすさぶ。凄い風圧です。びょ〜〜〜〜!!!
やばい。。。まじでとばされる寸前。。。
三原山の麓をぐるりとまわるように歩いて行くと、海の向こうに島がぽっかりと見えます。
いちばん手前のお椀を伏せたような特徴的な形は利島。奥には新島?神津島?といった島影も見えます。なんなんだろう。この世離れしたこの美しさは。
さらにぐるりとまわってくると、小さな祠がありました。御神火様=三原山を遥拝する場なのでしょう。
三原山側から見ると、向こうに島々が見えるんだよ。
いろんな地図やサイトによって名称が違うので混乱しやすいです。
今回私は、大島温泉ホテルを起点&終点にしました。
裏砂漠コース+この地図での「探検コース」をたどって、お鉢巡りを半分回って、もういちど裏砂漠コースから、大島温泉ホテルまで戻って、日帰り入浴して、14時半の船で帰りました。
午前6時半〜14時のあいだで、歩いていた所要時間は6時間くらいです。天気がよかったので迷うことも無く大丈夫でしたが、悪天候だと道を見失って迷いそうな危険な感じがいたします。
裏砂漠ゾーンでは、携帯の電波(au)はおおむね届いていましたが、内輪山の中に入ってしまうと圏外になってることも多々ありましたので、場所によって電波はかなり不安定です。次は月と砂漠コースを攻略してみたいです。
もうすぐ退役するベテラン船、かめりあ丸。
帰り道のお供は、この島島弁当です。べっこうずし、美味しいです。
んま〜〜〜い♪ あっというまにお腹におさまっちゃいました♪
べっこう、というのは唐辛子醤油につけた魚の切り身、が基本らしいですが、この島島弁当は、あいだにアシタバがはさんであったり、山椒をかけたり、オリーブオイルが効かせてあったりと、いろんな工夫がこらされている人気商品なんだそうです。パッケージもちょっとお洒落でイイカンジです。
伊豆大島、東京から夜行日帰りの半日ショートトリップでしたが、思う存分に非日常感を味わえました。よかった。季節がいいあいだにまた行こう!
※ 年末には、今度はルート逆回りで、もう一回同じ場所を歩いてきました!