ゆらゆら帝国でお昼寝中…

〜中身は空洞です〜

【第十八夜】 冲(ちゅう)=対冲・冲動

えーーー… あーーー… うーーー… 冲の話をするときはちょっと複雑。。。

私自身は冲を持ってますし、周囲には圧倒的に冲持ちが多いです。
私は西洋占星術では複数のスクエア(90度)が主要アスペクトなんで、「突然ばき〜〜〜っと折られる」ような出来事はふだんから日常茶飯事でして、いわゆる「冲=破壊条件」の意味はものすごくよくわかります。
というわけで、「突然壊れる」ことが「冲」の本意でありましょう。後天運で「冲」が来ると、そこの意味において大きく変動がある、なんか痛いことがある、と読みます。


ご覧になるとわかると思いますが、正反対の季節の組み合わせが「冲」です。

特に強烈なのは「子−午」「卯−酉」の四正(季節の最盛期)同士の冲。
次に強いのは「寅−申」「巳−亥」の四勢(季節のはじまり)同士の冲。
やや異質な構造なのは「丑−未」「辰−戌」の土性同士の冲。(庫気刑の組み合わせと一致するんですな〜)現象が外から見えにくい。

こういうのを生まれながらに持ってると、結果が美になりにくい、つまりまとまりが悪く形になりにくい、と教科書に書いてあります。そのせいで自暴自棄になったり、過度に慎重になったり、とまぁまずいいこと言われることがないのが「冲」です。
どういう場面で出るかは、年支(対外的なこと)、月支(本人の立場)、日支(プライベート)のどこが冲になってるかで変わります。

※ 私は日干(プライベート)と月支(立場)が、子−午の冲です。若い頃から「私は誰と結婚しても、きっとすぐ別れるね〜♪」という妙な確信がありまして、それはまぁ占い的には(他の面からあちこち見てみても)たぶんその通りだと思います。実験してみたらいいんじゃね?という声もありますが、そ〜んな壮大な実験をわざわざやってみる気力が全然ありません。。。(笑)

とはいえ、現実で有形の成果を求めなければ、意外といいじゃん?!ってのは「冲」なのかもしれません。精神的なことや芸術的なことには、冲があるのは決して邪魔にはならないと思います
なんといっても「何もかも最後には全部壊れるのだ!」的な世界観があらかじめあたりまえだと、物事がうまくいったらそれはもうとてもありがたく感じられるし、なによりも無駄な執着やこだわりが減るんでね〜

おそらく本当に大変なのは、半会と冲が同時にあるような人だろうと言われます。ふくらますだけふくらまして、最後にばっ!っと壊れる、みたいなね。んーーー、でもそれはそれでスケールが大きくてカッコいいんじゃないかと思いますがね。