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〜中身は空洞です〜

【第一夜】12について〜其の壱

占い(特に誕生日を用いる命術)は、暦と切っても切れない関係にあります。
暦の作成はそもそも、天体観測から導き出される古代からの高等技術です。

暦、というか占いに欠かせないのは「12」という数字。
うーん。暦かぁ… 数字苦手なんだよな… と思うけど、具体的な計算するよりも、ざっと仕組みが分かってればいいんじゃないかなー…
と、弱気な逃げ腰スタンスで立ち向かってみます。

さて。じゃあまず、1年はなぜ12ヶ月なんだろうか?
とりあえず、定番のところから見てみる。

単位系
現在、十二進法は専ら単位系で使われている。数は十進記数法で 9, 10, 11 と表し、12 に至ると桁ではなく単位を繰り上げる。
単位の十二進法は、言語の数詞とは無関係に発生したと考えられる。1 年がほぼ 12 か月であること(360 ÷ 30 = 12。満月と新月の回数がほぼ 12 回)に因むとされる。メソポタミア文明ではこれが 1 年を 12 か月とする暦法となり、12 は 30 と同様に主に時間を示す際の基数となった。1 日 24 時間の 24 は 12 の 2 倍であり、六十進法の 60 は、12 と 30 の最小公倍数である。黄道十二宮はこれに基づく。また中国の十二支も黄道十二宮と同じように、循環する十二進法である。

※ wiki 十二進法

うーん。。。わかったようなわかんなような。もうちょっとしつこく考えてみよう。
まず、当たり前のようにふだん言ってるけど、そもそも「1年」の基準ってのはたぶん… これだ。

太陽年(たいようねん、solar year, tropical year)とは太陽が黄道上の分点(春分秋分)と至点(夏至冬至)から出て再び各点に戻ってくるまでの周期のことである。回帰年ともいう。各回帰年はそれぞれ違うのでこれを平均したものを平均回帰年という。回帰年は歳差運動のため、恒星年より短い。春分での回帰年は春分回帰年といい、およそ365.2424日である。

※ wiki 太陽年

単純に言えば、地球が太陽の周りを回る周期=1年なんだろうと思うんだけど、昔はそんなことはわかんなかったわけで…
昔の人は太陽がだいたい365日周期で同じ場所に戻ってきて、同じような季節(自然現象)が起こる、ってことを観測したんだろう。
それで、すごーく難しい精密な計算をして、ピラミッドやストーンヘンジみたいなすんごい建造物を作ったりしてるんだろうな。
おまけに、農業を営むには自然現象や季節の推移は大切な問題だ。たぶん、二十四節気はそういう需要でつくられているはずー。
いまとなってはぜーんぜんふつうのひとは関心のない「冬至夏至春分秋分」なども、昔は凄く意味深い1年の区切りだったはず。
(そういえば、お正月ってのはいつよ?って話も、そのうち書かなきゃなりませんなー。ああ忙しい…)

で、月の満ち欠け(1朔望月)ってのは、約29.53日。
この朔望が12回繰り返されると… 29.53日×12=354.36日だから、だいたい365.2424日と近似値になるのか。

なるほど。。。 よくできているねぇ…
とはいえ、これは近似値なので、積み重なるとズレがだんだん大きくなる。これは暦としてはちとまずい。

月の朔望だけで構成されている太陰暦は、実際の太陽の動きに応じて生じる季節とのズレが大きくなる。
そんなわけで、閏月を入れるのが太陰太陽暦
現行の暦は、太陽の動きに準じて作られている太陽暦グレゴリオ暦)だ。

ちなみにマヤ暦ですかしらね。「13の月の暦」というのもあります。

って、ここまで書いて気がついた。そういえば、ここまでのことは以前にも調べたんだった。。。
『暦について勉強してみた』 悦楽♪メタモルフォーゼ 天海玉紀

ふう。。。いろいろ難しいですな。
でも、なんで12なのか??? ってのは結構大事な話なんじゃないかと思うのですよね。

というわけで、次回は…
「東洋の十二支ってのは木星の公転周期が元になってるらしい」の話です。
おたのしみに。